アパレル商品ができるまで②~仕様書からサンプル作成~


前回からの続きです。前回は型紙についてお話ししました。

仕様書についてもうすこし詳しくお話しします。仕様書とは、商品のすべての付属品が書き込まれた設計図です。ポケットやボタンの位置、資材や糸は何を使うか・・・という細かい指示が書かれています。絵型と呼ばれるイラストも入っています。

紙に描かれたアイデアから、縫い方・寸法・着心地などを現物で確認する必要があるため必ずサンプルは必要ですが、お客様のほうでサンプルがご用意できない場合は弊社でもサンプルを作成しております。

仕様書と型紙をもとに、サンプルを製作していきます。お客様がデザイン・縫製すべて未経験で一から企画をお手伝いする場合は、サンプルを作ってからの仕様書作成になることもあります。

 

一からサンプルを作るとなるとお客様と打ち合わせしながら試行錯誤を繰り返して完成させますので、枚数は少ないですが日数・費用において、量産するよりかなりかかる作業になります。オーダーメイドについてもサンプルと同じ扱いとなります。

こうして慎重に作ったサンプルを元に、量産に入ります。


お客様のデザインを形にする第一歩、世の中に売り出すための最初の大切な基盤となるサンプルですので、とくに力の入る作業になります💪(・∀・💪)